ビジネスにおいて、差別化は大きな要素の一つ
です。マーケティングについてはクライアント様からのコンサルティング依頼や機会があればお伝えしますが、
差別化というのはサービス、商品、価格、顧客対応力、スピードなどで他のサービス、お店と差を付け、お客様を呼び込むというマーケティング戦略の一つです。
日本に行った際に優れた商品、サービスと出会うのは、日本はオーストラリアより競争の厳しい業界が多いため差別化を図らないとやっていけないからです。
これはまたの機会にして、
オーストラリアに住んでいる日本人にはすでにこの差別化ができています。そう、日本人であることです。
わが祖国日本で育った、見た、感じた経験が武器になるのです。実はやっていること、アイデアは特に変わったものでも、珍しいものでも、優れたものでもないのです。
日本語ネイティブ
まずは当然日本語です。弁護士や会計士、不動産、保険仲介サービス、旅行業、広告、介護など、日本語で、日本人が、などというサービスは日本より格段に少ない数になります。日本語ができる、というだけで差が付きます。そして、そもそもライバル、競争が少ないのです。英語なんてできなくても、日本人を相手にしているだけでビジネスが成り立っているというビジネスがたくさんあります。逆に言えば、弊社のようにオーストラリア人をメインまたは相手することでビジネス機会を拡大できるため、場合によっては勿体ないとも言えます。
日本人だからできる
日本人だと提供、作るのが容易になるというものもあります。差別化のできる商品、サービスを日本人だからこそ提供できるのです。日本食レストランというだけでオーストラリアの飲食業界で“日本食”というカテゴリーの中に入り差が付きます。日本語教室、通訳、翻訳、日本への観光アウトバウンドなども同様です。日本で寿司屋、ラーメン屋、居酒屋を作ってどれだけ儲けるのが厳しいか想像に難くないでしょう。
日本人だから感じられる
日本に行くと気づくと思いますが、便利な商品、サービス、マーケティング事例にたくさん出会います。それらのアイデアに目に触れる、知ることができるだけでも大きな差ができます。オーストラリアの製品の質が悪い、物足りないというのも日本を知っているから味わえる感触です。
日本人だからこそ
最後に、最も重要なのですが、日本では当たり前とされていることをするだけでオーストラリアでは差別化につながります。つまり、普通にやれば勝てることが多いわけです。期日を守る、返事を早くする、きちんと返事をする、欠陥を減らす、日本では普通の顧客サービス、接客です。オーストラリアのサービスでも、返信が来ない、時間がかかる、納期を大幅に遅れる、スーパーマーケットで店員がお客が列をなしているのに突っ立っている、待っているのに店員がペッチャクッチャしゃべっている、などという経験を味わった方は多いでしょう。“日本人として”の“当たり前のこと”をするだけで、これらのサービス、店に差をつけられます。これは日本で育った、生活したという経験から来ることです。稀に、だからオーストラリアに来たんだな、というこれらができない日本人がいるのは残念ですが、それでも多くの日本人にはできることです。やりすぎな日本のサービス、スピード、プレッシャーなど、だからオーストラリアに来たんだ!という方もいるかとは思いますが、そこまでのレベルも必要ありません。
観光ビザ以外は誰でもできるオーストラリアビジネス
日本は起業ブームですが、日本ではちょっとやそっとのことではやっていけません。有利な立場に立っている今、オーストラリアで起業してみませんか。ビジネスはワーホリでも、学生ビザでも、永住者でも市民権者でも明日にでも始めることができます。
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